昨年元日に起きた能登半島地震は、甚大な被害をもたらしました。地理的な条件もあって、未だ復興は進んでいるとは言えません。そのような中、「日本ウニマ【国際人形劇連盟日本センター】」や「燕屋さんの人形劇を届ける会」に寄せられた寄付のおかげで、10.11.12月にわたり、腹話術『ハロー!カンクロー』と肩掛け人形芝居を、七尾市、穴水町、能登町で全10回の上演をさせていただきました。関係者の皆さん、本当にありがとうございました。
4月にも一度訪れた能登でしたが、その時よりは道も少しは整備されていました。営業を再開したホテルもあり、移動はだいぶ楽になっていました。ただし、それも地域によっての著しい差もあります。園や学校も、以前の建物は全く使えず仮設校舎での授業をする小学校や他の施設を間借りする保育園もありました。(写真は能登町松波小学校仮設体育館での上演の様子)
嬉しい事にどの園どの小学校でも、子どもたちは人形劇をとても楽しんでくれました。高学年の子たちも屈託なく大笑いしてくれたのが印象的でした。また、ご覧いただいた先生方に「元気が出ました」「久々に大笑いしました」の声をいただけたのも嬉しかったです。
こういった公演は、自分たちのやっている事の意味を再確認させてくれる貴重な機会でもあります。そしてまた、子どもたちの心からの笑顔は、僕らの明日への糧となります。
その様子の一部は、北陸放送がニュースでとりあげてくれましたので、よろしければどうぞご覧ください。本当に子どもたちの笑顔が素敵です。約6分半後のところからご覧いただけます。また「被災した小学生に楽しい時間を 人形劇公演」とネット検索しても、ニュース動画や文字写真などがご覧いただけます。